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玉手箱

漫画・アニメの感想などを書いていきます。

BE BLUES!〜青になれ〜 26巻 感想

漫画 サッカー

 サッカー漫画『BE BLUES!〜青になれ〜』(田中モトユキ) 26巻の感想です。
中学編の3巻で感動してこの作品にほれ込みました。

BE BLUES!?青になれ?(26) (少年サンデーコミックス)

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 26巻は高校編の中ではもちろん、既刊の中でもベストかもしれません。
見どころ満載です。前半の名場面を列挙します。

  • 桜庭を送り出すミルコ監督の思い。「目覚めろ。わがままな子供から尊敬を受ける存在へと!」
  • 桜庭を語る小学生時代のチームメイト田村圭。「きっと今も…」というのが心に響きます。
  • 桜庭巧美の超絶的美技とアイデア
  • 悔しがる大浦南高校の選手。
  • 定年退職を迎え、負けて引退する3年生たちと同じ悔しさをはじめて共有出来たという大浦南の監督。「俺はどっかでこの時を楽しみにしていたんだ」。これにはぐっときます。


 何よりもシビれたのは主人公一条龍が桜庭に身震いして感化される描写です。
「…こいつに負けたくない!!」と決意を固める龍の目の輝きが印象的です。(58ページ)

 

BE BLUES!?青になれ?(21) (少年サンデーコミックス)

 上手いと思ったのは第253節のサブタイトル「対等な関係」
この “対等 ”はの言葉ですが、二重の意味が込められています。

試合終了後、増長して「決勝はオレ様の下僕になれ」と言う桜庭
それを受けて「俺達はチームメートだ!!主従なんてない!!対等であるべきだろ!!」とが答えます。(98ページ)

一方で“対等 ”とは主人公の決意の表明でもあります。
帰宅後、青梅兄妹に
「すごかったよな あいつ…」「…すごかった! 」「オレはすごいあいつと対等でいたいんだ!!」(105~107ページ)
と語ります。

 

BE BLUES!?青になれ?(5) (少年サンデーコミックス)

 ところで先の98ページ、龍の「俺達はチームメートだ!!主従なんてない!!対等であるべきだろ!!」という桜庭への説教。
これを回想している青梅優人自身が龍と主従関係みたいな感じで、 “対等”とは程遠いんですね。
桜庭への怒りで頭がいっぱいの優人がもどかしいです。

107ページで龍の決意を聞いた時には戸惑うような複雑な表情を浮かべています。
いつかは自分も対等にならなくてはいけない、と省みる様子ではないです。
(も龍でこの件に関して優人を眼中に置いてはいないようです。)


 この巻の後半は優人が3年 島津譲二の代役としてCBに選ばれる話です。
第256節のサブタイトルは「気持ちの変化」
扉絵は優人です。
170ページで「でも今は、このチームの力になりたい…!!!」と一念発起します。
これをきっかけにディフェンス力の強化を図るのでしょう。
成長フェイズに入るのかもしれません。
しかし肝心なところ――龍への依存からの脱却ならびに一方的にダメ出しされる関係性の解消――まで踏み込む意識はまだないようです。
優人が龍と“対等 ”になるための一歩を踏み出すところが見たいです。

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